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Vol.201 ある残念な店頭2 「来店したくても、来店させてくれないお店」

 コラム

 

先月、書いた「ある残念な店頭の風景」という記事が好評だったので、今回はパート2をお伝えしたいと思います。
反面教師として、参考にしていただければと思います。


ある知人が実際に体験したエピソードです。
近頃、知人の会社の近くにパン屋さんができたそうです。

割と渋め&古めな店が多い町において、パリにでもありそうなお洒落なお店らしく、試しに購入してみたら、とても美味しい!
会社からも至近距離とあり、リピートしようと、心に決めたそうです。

さて、数日後のお昼過ぎ、知人がランチにパンを食べようと、訪れてみると、シャッターが閉まっている。
その日は一日、シャッターが空くことはなく、どうも定休日だったようです。

残念に思いつつ、今度は数日後の午前中、朝食にパンを食べようと、再び訪れてみると、またまた、シャッターが閉まっている。
「おかしいな?」と思っていると、午後には空いていたので、どうも営業時間前に知人は来店していたようです。
知人は冗談っぽく、「来店したくても、来店させてくれないお店」といっていました。


さて、この話だけを聞くと、中村の知人はオッチョコチョイだな、と感じるかもしれません。事実、私も最初はそう思っていました。
しかし、興味引かれて実際にそのお店を訪れてみて、「来店したくても、来店させてくれないお店」の原因が分かりました。

 

このパン屋さんには営業時間はおろか、定休日がいつなのかを、お客さんに伝えるツールが、全く、ないのです。


店頭にあるのは、店名だけを掲げた非常にシンプルかつ小さな看板のみ。
店頭ボードはゼロ。
窓ガラスやドア、シャッターなどにステッカーやPOPをつけて、営業時間と定休日を示すお店は多いものですが、それらも一切なし。
そして、ホームページやショップカードもありません。

つまりは、お客さんは店員さんに「営業時間はいつですか?」「定休日はいつですか?」と聞くか、毎日観察をして「営業時間は何時からで、定休日はいつなのか」をリサーチしなくては、お店に関する基本情報を知りようがないというわけです。

 

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営業時間や定休日が明確ではない。
なんだか、大したことではないようにも感じますが、実は、来店を妨げる大きな要因になりえます。
営業時間や定休日が明確ではないお店に対して、「また、お店に行ってみて閉まっていたら、嫌だな」と感じ、来店を避けるようになるからです。
知人のように、偶然とはいえ、2回も続くとなると、そのお店に自発的に来店してくれる確率は、更に、下がるといえます。


「気になったら、スタッフに聞けばいいだけじゃん」という声もあるでしょうが、それはお店側の自己中心的な理論です。
例えば、地域でその商品サービスを提供しているのは自店だけ、という場合は例外で、お客さんは是が非でも、来店できるよう、努力するし、スタッフへ積極的に質問もしてくれるでしょう。

しかし、今回の例で挙げたパンの場合、極論すると、どこでも買えます。
お客さんは基本的に、面倒くさがりなんです。
よほど、お店に魅了されトリコになっていれば別ですが、そこまででもない場合は、「まぁいっか」と諦めてしまい、お店から足が遠のいてしまう可能性は大です。

 

皆さんのお店は、お客さんがスムーズに来店できるよう、お店の基本情報を掲示していますか?

見落としがちですが、そういった些細な点が実は来店数を大幅に変えさせます。
今一度、チェックしてみると良いかと思います。

ちなみに、拙著「3つのパーツを書き込むだけ!お客様が集まる店頭手書きボード」にて、そうした、お店の基本情報を伝える“案内用店頭ボード”の重要性について書いています。
詳しくは本をどうぞ!!

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